2014年8月11日~13日 北アルプス針ノ木岳~爺ヶ岳 第4話前回からのあらすじ・・・
種池山荘でトイレに財布を落としてしまったオイラ(T_T)
しかもそれは彼女からプレゼントされた財布だったのです!!僕・・・「すいません!!トイレに財布落としちゃいました!」
スタッフのお姉ちゃん・・・「えぇ~~~!?それは大変!!ちょっと待ってください!!」
すぐに男性スタッフが駆けつけて救出作戦が始まりました。男性スタッフはあの手この手を使って僕の財布を取ろうと頑張って頂きました。
その過程で・・・
バキ!!!男性スタッフ・・・「あ!!割れちゃったかぁ~」
便器を外そうとバールで持ち上げたら便器が割れてしまいました。
全ては僕のせいです(T_T)俺・・・「本当に申し訳ありません!! 便器は弁償します!!」
男性スタッフ・・・「大丈夫です!!これくらいなら大丈夫です!!」
俺・・・「忙しいところ本当に申し訳ありません!!」
男性スタッフ・・・「いいえ!!何とか取れるようにしますので、時間かかるからテントでお待ちください!!」
僕はスタッフの言うとおりテントで待つことにしました。
財布の中には免許証からクレジットやキャッシュカードも入っていました。
下山したら彼女と松本で現地集合して旅行も行く予定でしたので財布がないと困ります(T_T)
ツェルトの中で待機している間は気が気じゃなかったです。
そして・・・・
男性スタッフ・・・
「すいませ~~ん!!!」男性スタッフが僕のツェルトに来ました。
僕の財布の運命はいかに!?・・・
スタッフ・・・
「何とか財布は取れたんですけど~~!! やっぱり匂いは凄いことになってます!!」俺・・・
「あ~~!!本当ですか!?取れて良かったです(T_T) ご迷惑おかけして本当にすいませんでした!!本当にありがとうございます!!」 山荘スタッフさんの懸命な救出作業のおかげで何とか財布が戻ってきました!!
その後・・・山荘のスタッフの方達からたくさんの暖かいj言葉を頂きました。
スタッフさん①・・・「いやぁ~!!良かったですね!!」
スタッフさん②・・・「本当に取れてよかったな!!」
スタッフさん③・・・「あ!!良かった②!!本当に・・・」
そしてテント場で受付時の札の回収の時・・・
受付のお姉ちゃんがウェットティシュを持ってきてくれました。スタッフのお姉ちゃん・・・
「あのぉ~ ウェットティシュ持ってきたんですけど良かったら使いますか!?」な・・・なんて良い人たちなんだ!!!種池山荘のスタッフ一同本当に良い人たちばかりで涙が出そうでした・・・(T_T)
俺・・・
「大丈夫です!!ティシュ一杯持ってきてますから!!それよりも・・・・本当にご迷惑おかけしてすいませんでした!!」するとスタッフのお姉ちゃんはこう言いました
「いいえ~!!こちらこそありがとうございます!!」 なんて・・・良い人たちなんだ!!
種池山荘のスタッフの皆様!!僕の財布を取っていただき本当にありがとうございました。でも・・・匂いは強烈でしたので軽く洗ったあとビニール袋に入れて洗浄は下山してからにすることにしました。(~_~;)
種池山荘からの夕焼け
この他にも兵庫から来ていたオバちゃんと意気投合して色々会話しました。
本当に色々ありすぎて書ききれません。
種池山荘から彼女に財布のことをメールで報告しました。彼女は怒らないでこう言ってくれました。
「財布の中身が無事で良かった!!明日の下山気をつけてね!!」 メールが帰ってきたとき、少し安心しました。
「明日で最後か・・・2泊3日だったけど色々あったな。」
そして僕は眠りました
翌朝・・・といっても午前2時半の暗いうちに起床!!
僕は食事を済ませて早々にツェルトを撤収して出発しました。
「よし!!行こうか!! 晴れてて良い空だな~」
言葉のとおり、良い空でした。
日の出は見れる!!そう思いましたのでためらいなく出発しました。
この時間に出発する人は少なく、数組だけでした。
ほとんどが長い行程か日の出目当てだったと思います。
前日よりも雲は少なく・・・
月は明るくて風は弱かったです。
「静かだなぁ~ でも綺麗だな。 なんで山ってこんなに美しいんだろう・・・」暗いといっても月は軽くて不思議な雰囲気でした。
僕は前日の疲れも残っていて息は切れましたが、ゆっくり歩けば特に問題ありませんでした。
それよりも徐々に明るくなる幻想的な雰囲気にドキドキが止まりませんでした。
「おぉ・・・明るくなっている!! なんて幻想的なんだ!!」その美しい風景に僕のテンションは上がりました!!
一気にペースは上がり、爺ヶ岳山頂に向かいます!!
本当は鹿島槍まで行こうと思いましたが、自分の体力と下山後の旅行のことも考えて爺ヶ岳を最終目的地にすることにしました。
「あともう少しで、山頂だ!!日の出に間に合わせる!!」
そして・・・・・・・
「うぉ!?なんだこの景色は・・・」爺ヶ岳中峰に着きました。
僕はこの絶景に心を奪われました。
山頂にはもう一人オッチャンがいて、色々お話しました。
オッチャン・・・「あれはどこの山ですか?」
俺・・・「う~ん、八ヶ岳? いや!! 違うな~ 多分戸隠の方だと思います!!」
オッチャン・・・「そうですか~!! 剱岳や立山はあっちですか!?」
俺・・・「そうですね!!あっちです!!」
オッチャンと会話している間に何人かの登山者が登ってきました。
「わ~~~~~~~~!!すご~~い!!」女性の登山者二人と、若いお兄ちゃん一人が登ってきました。
皆さん感動していました。
だって・・・・
この絶景だもん!!みんな感動するでしょ!!
第5話に続く